続けて犬のことで恐縮です。20年も前子供も小さかった頃にはゴールデン・リトリ―バー(ブロンディ)を飼っており、楽しい思い出でいっぱいだ。
大きな図体であるけど心は非常に繊細で臆病者のリトリ―バー。(retrieveとは「ものを取ってくる」意味から名付けられ、何でも投げると必ず取ってくるのがリトリーバー)。でもとくに「雷」が大嫌い。雷が聞こえると大きな体でも私の上に乗っかってくるし、どこか探しては家の隅に隠れる。
ある時大雨で落雷がひどい時に、2Fで夜中に私がちょっとトイレに行って寝室に戻ってくると、私のベッドに何か茶色のものが横たわっている。何とブロンディではないか。
本当に寝心地よさそうに、そして当たり前の顔をして横向いて横たわっている。本当にびっくり、何と言っても寝室へ戻ると私のベッドに何か茶色のものが横たわっているのですから。隣のwifeも気づかなかったそうだ。
犬は階下のケージと外の庭で飼っていたが、雷など怖い夜などはちょっと居間へ入れてやることも。その夜は雷が激しいので2階まで登ってきて、ちょうど戸の空いている寝室へそうっと入ってきて私のベッドで寝たらしい。いつもの飼い主の匂いもあり「これは寝やすい場所で最高に快適だ」と思いながら。
驚くやら笑うやらであまり叱れなかったけれど、すぐに階下のケージに。
雷がなるといまだに臆病なブロンディを思い出す。本当に素晴らしい家族の一員だった。