「改善」からは「発明」は生まれない

機械類や品種などを、一層より良くするという日本企業が重要視する「改善」からは「発明」は生まれない、これは私の持論です。発明とは、今までの考え方をまったく変える考え方、異なる次元の考え方で、今までの知識の上に積み重なるものではないと思います。

例として、スマホに関して言えば、大抵の人間ならアルファベットのキーボードをいかに小さくするかの改善を研究するでしょうが、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズがiPhoneを開発した時、ボタンを全てなくして、画面をスライドしてアルファベットを出し、そこから入力するようにしましたね、これが本当の「発明」。

その結果としてカナダのキーボード付きスマホの大手「ブラックベリー」は、一時は利用者が4,700万人まで拡大しましたが、2年後には3.4%、米国ではわずか2%まで落ち込み、結局終了しました。

「改善」も重要なことには変わりませんが、でも「改善」からは「発明」は生まれません。
(実は私も2つ特許を取っていますが全くお金にならない発明です)

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