裁判所と刑務所での体験(3/3話)

今度は裁判所から依頼があり、通訳をしてほしいとのこと。裁判官も検事も弁護士も被告本人も今回は全員が英語で話せるそうですが、裁判所では書記官もいるので必ず日本語で行うとのこと。
裁判の前には国選弁護士と一緒に刑務所へ出向き少し本人から話を聞くことに。

ドラマで見るようにアクリル板で仕切られており、大体のこの先起こりうるだろう状況と本人からの質問に答えました。裁判所では特別な言語が出てくるので予め特殊な言葉をどう英訳するかも少しばかり練習しておきました。

当日は入国管理局から係員が来ており、「被告を懲役1年に処する、ただしその執行を3年猶予する」ようなことを裁判官から告げられ終了。すぐさま入国管理局員へ手渡され、母国へ送還されるようになると聞いた。

後日、警察署長より感謝状をいただいたが、警察には当初予算がないので全員手伝った方はボランティアであった。でも今回は使った時間より人生であまり体験しないことを体験出来、貴重な社会勉強となったのは間違いない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする