刑事さんに遊び客と間違われた(1/3話)

昔、警察の依頼でお手伝いを。指定された時間に警察署の廊下で待っていると、夜9時ごろから刑事も含めて20組位の男女がドヤドヤと入ってきました。街で売春の摘発をし連行して来たそうで、ある刑事さんが私に「お前そこに座っとれ」と失礼な言い方をされました。どうも私を相手客と間違ったようで、後で謝りに来て「お客で参考人として署に来ているのかと思ったのですみません」と言われた。

フィリピン女性を摘発し、ほとんどの女の子たちは青ざめて泣いていました。一人の女性のパスポート確認のため私も刑事さんと一緒に車でその自宅へ。後ろをマスコミの車がついて来るので「まあ後ろからの映像ならええやろ」と言いながら撮影を認め、必要な物を紙袋に入れて署へ持って帰る途中、歩いている後ろ姿を映像に取られました。

翌日父親に「お前は何をしとるんか?」と言われ、「売春摘発」のニュースで私が紙袋を抱えて後ろ姿が写っとるのを見てびっくりしたらしい。その夜の取り調べは延々ずっと続き、署を出た時は外は明るく夜があけていました。

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