今のキーボード配列は効率よく打てるから? いいえ。(常識を疑う)

「常識」がそうでないことも時にあります。タイプやパソコンのキーボードの配列は現状の配列が一番打ちやすい配列だと思っている人もいるでしょう(常識)。実は違うのです。元々のタイプライターはキーを押すと棒状のバーがパチンパチンと筒状に置いた紙を叩き、タイプしていきます。タイプに慣れた人々はとても早く打つようになりこのバーが絡み合って止まってしまいます。工場へのクレームが多く、設計者は「それなら打ちにくくすれば良い」と考え、今の打ちにくい配列にしたのです。

タイプライターからコンピュータに移ってもこの配列は変わりません。今は電子的な動きですから絡まる問題はないのですがこの配列は昔の名残。現代のパソコン時代では、その配列も誰かが研究して人間工学的に優れた配列だと、何となく思いますね。でもそうではないのです。皆がしているから正しいという「常識に疑問を持つこと」も大変重要です。この疑問こそが次の段階への進歩となるのですから。

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