ハーバード大学では6月ごろから学生や社会人向けにサマースクールを開講し、
何十年も前、私は7週間の「サマースクール」に参加しました。
Englishを選択、10人程度のクラス分けで、
平日午前中に3時間程度の授業を伝統的なEmerson Hallで行い、
午後はもっぱらフィールド・トリップでボストン市内や近郊を見学。
有名な校舎で授業をし、隣の寮にはケネディが住んでいたとか、
とても伝統的な素晴らしい大学です。
二人部屋の寮は相手が二日目から姿を見せなかったので大きな一人部屋に。
授業やフィールド・トリップでは卒業生や在校生も
手伝ってくれ友達にもなります。
私は私立大の日本人教授と仲良くなり、さらに富士通から派遣されこの後、
ハーバード大学院で勉強する予定の人ともよく話しました。
課外行事で一番の楽しかったのは、
大学のチャーターバス4台でボストンからマサチューセッツ州を西に
横断したNY州境に近い高原にある「タングルウッド野外音楽施設」での、
ボストン交響楽団の小澤征爾を見に行ったことです。
夜の9時ごろから演奏が始まりこれを芝生の上に寝転がりながら聴くというもの。
信号灯が1個しかないこの小さな町タングルウッドにたくさんの人が集まります。
好きな格好で好きなように音楽を楽しむのです。真夜中あたりに終了し、
それからボストンへバスで、夜中の三時ごろ到着したと思います。
選別試験はないので費用さえ出せば誰でも参加できる「サマースクール」を是非お勧めしますね。
